皆さまこんにちは。

本日もクレエピアノ教室(府中町)のブログをご覧いただきありがとうございます。

今日は、ピアノを弾く上で重要な脱力について、脱力の感覚が中々つかめないという方に、脱力の感覚をつかんでいただくための、簡単なエクササイズを2つご紹介したいと思います。

その前に、脱力はなぜ重要かといいますと、ピアノを弾く時に、無駄な力が入っていては音が割れてしまい、綺麗な音を響かせられないことと、腕や手(指)が疲れてしまうからです。

ピアノは闇雲に押さえつけて「力」で弾くのではなく、「重さ」で弾きます。

抜けて(脱力)していないと、次の音に重さを掛ける(移動する)ことができません。

ですのでまずは、上半身をリラックスさせ、力が抜けている感覚を実感していただくための練習です。

それでは早速ご紹介していきますね。

➀「しだれ柳の木のエクササイズ」肩から腕全体の脱力

  • 葉っぱが生い茂った重たい木のついた大きな木の幹から、ぶらりと垂れ下がった木の枝を想像してください。
  • 真っ直ぐ立ち、少し前かがみになり、体の前で両腕を左右に揺らします。少しずつ腕の動きを増していき、自然と元の位置に止まるまで待ちます。

※決して自分で力を入れたり、意識して腕を動かさないでください。

自然に身を任せます。

解りますでしょうか・・・?完全に力を抜き、肩から腕が重力に従い、だらーんと下に下がり、振り子のように両腕を左右に動かし、自然と止まるまで待つ。

➁「大きな鳥のエクササイズ」
手首・肘・腕の脱力

  • まっすぐ立ち、ワシの羽を真似て、ゆっくり腕を上下に動かします。

肘の力も抜き、手首も柔らかくブラブラ状態に、手首だけでいいますと、ボールを力を入れずにポンポンとついているような感覚です。

これだけでも、「抜ける」という感覚をつかんでいただけると思います。

抜ける感覚が解ってきますと、鍵盤上でピアノを弾く時にも、脱力のコツ(仕方)が段々とつかめていきます。

力が入っていると、堅い音しか鳴りませんし、トリルや細かいパッセージも弾けません。そして腕も手も疲れてきますので、段々と抜けるようになってきます。

まずは全体的に脱力(抜ける)という感覚をつかんでいただくために、是非上記のエクササイズをされてみてくださいね✨

 

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